書籍
4STEPで完成 下顎吸着義歯とBPSパーフェクトマニュアル
今回出版する「4ステップで完成 下顎吸着義歯とBPSパーフェクトマニュアル」は、国内はもちろん海外出版を目標として 執筆した本で、近く英訳されることが決まっています。実は、日本人臨床家が英語総義歯本を世界に出すことは、はじめてなのです。 これまで、歯科評論社から「誰にでもできる下顎総義歯の吸着」、 デンタルダイヤモンド社から「下顎総義歯吸着までの道のり」の2冊を発刊し、いずれも5000部近くまで売り上げを伸ばしベストセラーの仲間入りを果たしました。 しかし、残念なことに本掲載されている歯科材料は海外では販売されていない物ばかりであると同時に、世界の総義歯製作レベルが下顎義歯を顎堤に吸着させるほど 高くない事が理由で英訳は見送られました。2010年1月にlvoclar Vivadent社World Opinion Leader Meetingがリヒンシュタイン王国で開催され、Mr。Linder氏を介して下顎総義歯の吸着を約30カ国のドクターに報告することができました。吸着ビデオを会場で見せた瞬間、会場が大きくざわめいた事を覚えています。そのとき、私が世界に伝える事ができるものは何なのか?を 悟りました。それは、下顎総義歯吸着メカニズムと誰にでもできる簡単なシステムBPSを融合させた義歯製作法でした。世界には様々な臨床レベルがあります。いつまでもStreet Dentistと呼ばれる路上で 歯科営業しているインドや東南アジアの貧しい国、アメリカ、ドイツ、日本、スイスのように総義歯製作知識のハイレベルな国、その中間型のイタリア、スぺイン、フランス、イギリス、オーストラリア、 そして、まだ未知の中東地域の各国の国情に適合した本を書きたいと考えました。ハイレベルな国にはインプラントオーバーデンチャーやフラビーガム、そして下顎堤吸収の著しい何症例に対する解決策が必要です。 一方、貧しい国や中間型の国は何といっても簡単でベーシックな総義歯作製技術の紹介が中心になります。そして、すべてを網羅した内容をこの本に書きました。もちろん、掲載されている技術は私個人が開発したもの だけではありません。これまでの先人たちの教えを臨床実践し、「確かだ」と実感するもののみを選んで掲載しました。 本書はこれまでにない「美」を強調した本になっています。読者にこの本を読んでいただく際に失礼にならないようにと掲載写真撮影をクインテッセンス社の元プロカメラマン若林茂樹様にお手伝いいただきました。 本の表紙だけでなく、症例写真にもこだわり、これまでにない美しい症例写真の本となっていると思います。「自分にもこんな素敵な義歯を作ってみたい」と思う世界の歯科医師や歯科技工士に感動を与える、そんな思いもこの本の中に詰め込みました。ご一読いただければ幸いです。

