JDAは最先端 義歯で日本歯科界のリーダーあるいはリーダーを目指す強い志を持った歯科医師 歯科技工士が集まるスタディーグループです。




JDAの活動2011年

第3回JDA学術講演会

「総義歯、インプラントオーバーデンチャー(IOD)&インプラント固定性補綴物を考える」 12月11日、ベルサール九段にて第3回JDA学術講演会が行われた。今回は、世界中で注目を集めるインプラントオーバーデンチャーの第一人者Stefan Holst先生を招いて、CAD/CAMを用いた可綴性インプラント補綴物について講演してもらった。


[Prosthetic Rehabilitation of the Edentulous Patient-Opportunities with Advanced Manufacturing Technology and Dental Implants] 可綴式のインプラント上部構造は、固定式の物に比べ、機能•発音•審美性•清掃性に優れる場合がある。さらに、CAD/CAMを用いることによって、貴金属の使用量を減らし、従来の技工の問題点(鋳造収縮•複数の鑞着行程•インプラントプラットホームの不適合)等を改善させることができる。 世界中で講演するHolst先生の興味深い講演に、会場の聴衆は釘付けだった。




印象採得デモンストレーション ー吸着のためのスナップ印象とBPSによる精密印象•咬合採得ー 昼休みには、実際の患者さんに協力頂き、デモンストレーションを2会場で行った。活発な質疑応答がなされ、大盛況だった。

(山崎史晃 記)


山下秀一郎教授勉強会•JDAハンズオンコース

12月10日、東京歯科大学水道橋病院にてJDAハンズオンコースが行われた。中国南京大学のLUO教授、ドイツエルランゲン大学ホルスト准教授に対して、阿部二郎•齋藤善広•小久保京子先生が、下顎吸着義歯の実習を行った。 阿部二郎先生の海外講演を聴き、吸着義歯に対して興味を持って来日した彼らだが、実際に吸着義歯を触り体験する事によって、さらに興味が深まった様であった。実習は,印象から咬合採得まで、真剣な雰囲気で行われ、あっという間の1日であった。 さらに、彼らは、小久保京子技工士が作製する審美義歯にも注目していた。 高齢化で無歯顎の患者が増える中、海外でも、吸着する機能的かつ審美的な義歯が求められている事がわかった。



(山崎史晃記)


阿部二郎先生 中国•台湾講演

日程10月12日(火)~10月17日(月)

参加者 阿部 二郎 山崎 史晃

場所 南京 佛山 深圳(中国) 高雄(台湾)

阿部二郎先生が、中国3カ所で「下顎吸着義歯」「フォナレスを用いた審美・機能義歯」「インプラントオーバーデンチャー」について講演を行った。


南京大学では、「FCBトレーを用いた一次印象」「セントリックトレーを用いた仮の咬合採得」「各個トレーの外形線」について臨床実習を行った。 前日に講演を聞いた受講者達は、吸着技術を習得しようと非常に積極的で、大変充実した実習となった。


今回の講演は、食事をする時間がとれない程、非常にハードなスケジュールであった。それでも、その会場の反響に合わせて講演内容を臨機応変に変更し、質問の一つ一つに丁寧に対応する阿部先生の姿勢は、講演のできる歯科医師を目指す私にとって大変勉強になるものであった。



BPSリヒテンシュタインツアーについて報告

金田 恒  先生 新潟大学
戸辺 健一郎 先生 日本大学歯学部

テクニカルコース受講テクニシャン

佐藤 緑  技工士 ひかり歯科クリニック
鵜澤 岳司 技工士 ケン・伝田リックス株式会社
武田 賢司 技工士 アートボックス・デンタルラボラトリー
亀遊 宏直 技工士 キユウ・デンタル・スタジオ
吉場 靖司 技工士 デンタルクオリティ・ヨシバ
宮ノ内 裕人 技工士 日本イボクラールビバデント(IVKK)
テクニカルコース特別参加テクニシャン
山田 裕由 技工士 (有)デンタルワールド
テクニカルコース受講ドクター
真柄 仁  先生 新潟大学
松丸 悠一 先生 日本大学松戸歯学部

日本イボクラールビバデント(IVKK)社員
長澤 富士子

BPSクリニカルインストラクター
佐藤 貴映

研修場所
イボクラールビバデント本社ICDE(リヒテンシュタイン公国)

研修日程
2011年10月11日(火)〜16日(日)

日程詳細

10月11日(火)

この日は,成田空港で参加者が集合してリヒテンシュタインに向けて出発しました.今回の移動はヘルシンキを経由してチューリッヒに入りました.チューリッヒ空港では先発の5人の先生と1人のIVKK社員と合流し,バスでリヒテンシュタインまで移動しました.移動時間は,15時間でした.

10月12日(水)

参加者は,移動の疲れを見せることなく9時にイボクラールビバデント本社(以降イボクラ社と表記)にバスで到着しました.そのまま研修施設であるICDEに入り,ドクターとテクニシャンが一緒にBPSの説明と手技の流れのプレゼンを昼まで受講しました.昼食は,イボクラ社の社員食堂で取らせていただきました.午後は,クリニカルコースとテクニカルコースに分かれ受講します.クリニカルコースは,去年の3月まではICDE所長でBPS総責任者であったHerbert Frick先生が担当されていましたが,定年退職されましたので,今回はFrank Zimmerling先生が担当しました.1人の患者さんでFrank先生が概形印象とセントリックトレーによる咬合高径採得のデモを行い,受講生が実習を行いました.テクニカルコースでは,Matthy Boxhoorn先生が担当しました.14日の朝に患者さんにICDEまで来所してもらうので,それまでにワックスデンチャーを仕上げるように実習を進めていく説明を受けました.実習は,クリニカル,テクニカル共に5時で終了しました.その後は,イボクラ社招待の夕食会がありました.バスでリヒテンシュタインから国境を越えオーストリアの街に入り,バスを降り,古い石造りの街を散策した後,中世からの城に入りました.城の中に作られたレストランで参加者とイボクラ社社員と講師の先生方とテーブルを囲みシュニッツエルというとても大きな薄いカツレツのような料理とビール,ワインで会話が弾んでいました.英語が苦手と言っていた先生方も,イボクラ社の講師の先生とコミュニケーションを取っていたことは頼もしく感じました.

10月13日(木)

実習2日目も9時にイボクラ社のICDEに移動し,クリニカルとテクニカルで別れて受講しました.クリニカルコースでは,1日目と同じようにFrank先生が閉口機能印象と咬合高径採得GoAトレーシングのデモを行い,受講生がデモを行いました.途中,十分な時間を使って活発な質疑応答が行われました.参加者の意識の高さを感じることができました.テクニカルコースでは,人工歯排列の実習が始まり,前歯の審美的な排列や,臼歯部の機能的な排列をMatthy先生のデモを見ながら実習を行っていきました.夕食は,イボクラ社招待でスイスのブックスという街に入り,ホテルに併設された「ブドウの木」というレストランで賑やかに,楽しく過ごさせていただきました.夕食の途中で,2日間のクリニカルコースを受講された5人の先生方に修了証が記念品と共に手渡されました.見学の4人のドクターにも修了証が記念品と共に手渡されました.

10月14日(金)

実習3日目はテクニカルコースの最終日です.昼食前に排列を終えて,参加者の全員がワックスデンチャーの試適を行いました.咬合器上では同じように見えるワックスデンチャーも,口腔内に試適をさせていただくことによって,個性がわかります.Matthy先生はもちろん,Frank先生や衛生士さん,そして患者さんや参加者から意見を聞かせていただきます.午後はイボカップの重合の実習です.埋没,重合,開輪の流れを学びました.夕方には,顎間関係が一級と三級の患者さんに対する人工歯の選択と排列方法のデモを見ることができました.3日間のテクニカルコースを受講した6人の技工士と2人のドクターに修了証が記念品と共に手渡されました.見学の1人の技工士にも修了証が記念品と共に手渡されました.

ICDEでの実習を終えたクリニカルコースを受講した先生方は,バスでチューリッヒに移動しました.チューリッヒでは開業歯科医院の見学をさせていただきました.予防や消毒に対する概念は学ぶことがあると感じました.9人という大人数での見学でしたが,院長先生はいろいろと丁寧に説明をしていただき,感謝しております.予定の1時間を大きく超えて,1時間半近く見学をさせていただきました.午後は,チューリッヒからバスで約1時間かけてルチェルンという街に移動しました.ルチェルンでは,クラシック音楽のコンサートを鑑賞しました.クラシック音楽の本場であるヨーロッパで聞くコンサートは,心に残る良い経験になりました.

10月15日(土)

最終日は,ドクターチームは列車でルチェルンからチューリッヒ空港へ向かい,テクニカルチームはバスでリヒテンシュタインからチューリッヒ空港に向かいました.チューリッヒ空港からはヘルシンキを経由して成田へ帰国です.

10月16日(日)

成田空港には午前8時半過ぎに到着しました.帰国後,反省会を行いました.反省会では,今回の研修会が参加者にとって有意義だったという意見が大勢を占めましたが,帰国後のフォローも行うべきという貴重な意見も頂きました.IVKKからは,今回のツアー参加者を第1期生として,次回のツアー開催も前向きに検討したいという見解もいただきました.

総括

今回のツアーでは,JDAからの参加者は準会員歯科医師である本多孝志先生と伊井博樹先生,準会員技工士である亀遊宏直技工士の3人でした.JDA以外からの参加者が多く,ほとんどの参加者がお互いの顔も知らないような状態からの海外研修でした.リヒテンシュタインのイボクラ社まで行き,BPSを学ぶという唯一の,最強の目的が強い絆で結ばれた仲間を作ってくれました.実習内容は日本の実習とほとんど変わりないように思います.特筆できることとして,テクニカルコースでは,患者さんへのワックスデンチャーを試適できるということは大きなアドバンテージになると感じました.ICDEでの研修は,整った施設と設備の中で行うことができ,とても素晴らしい体験と経験を積むことができました.歯科医師と歯科技工士が交流を深めながらBPSデンチャーを学べたことは,お互いの治療や手技の領域の接点を広くするために,とても有意義だったと感じました.  今後も,このようなリヒテンシュタイン研修を行っていくことは,BPSを学ぶ歯科医師と歯科技工士の意識を高めること,交流を深めること,刺激を受けること,経験を積むことに寄与すると確信しました.

ハワイ報告

皆さん,こんにちは.

JDA準会員の佐藤貴映です.

本日は,9月9日から11日までハワイビックアイランドのワイコロアヒルトンホテルで開催されましたICPに参加して参りましたので,報告させていただきます.

ICPとは,International College of Prosthodontistといい,大学の補綴科に所属する歯科医師のための国際的な学会です.ICPで発表される内容は,補綴学における基礎的な内容です.しかも,そのほとんどがインプラントに関しての内容でした.世界はやはりインプラントが主流なんだと感じました.

今回のICPでは,JDA代表の阿部二郎先生が,下顎義歯吸着のメカニズムについて講演をされました.阿部先生は,日本ではもちろん,海外においても下顎義歯吸着のメカニズムの講演を行っておりますが、ほとんどがクローズの会場でなかなか聞かせていただく機会がありませんでした.今回,ICPは,オープンの学会であることから,阿部先生の海外での発表を聞くには良い機会だと判断し,参加させていただきました.

阿部先生の発表は,10日の朝9時半からという早い時間から始まりましたが,会場はほぼ満席で下顎義歯に対する期待度が感じられました.発表は,阿部先生の自信に満ちたオーラと共に会場を圧倒し,あっという間に終わりました.質疑応答では,常識的な範囲での内容がやり取りされました.その他の発表をされた先生方には,重箱の外側の質問をされているのを見ていましたので,安心しました.公演時間が終わって休憩時間になっても,阿部先生を取り囲む人の輪がなくなることはなく,下顎義歯吸着のメカニズムについての関心の高さを窺い知ることが出来ました.

ICPでは,去年(2010年)の9月にJDA学術講演会で講演してくださったDr,フランクロシェロにもお会いすることが出来ました.阿部先生によると,Dr,ロシェロは,日本での講演会で下顎の吸着義歯を知って,大学関係者はもちろん,学会関係者などの歯科業界に広めてくれているようだとのことです.その縁もあり,今後は,アメリカの学会に所属させてもらえる話も貰っているようです.そうなると,阿部先生にとっては,さらに海外での講演が増えることになりそうです.

ICPには,自分が大学の補綴時代に鹿児島で行われたことがあり,2度目の参加になりました.大学時代は,医局での強制参加でしたので興味もなく,発表も質問も理解の出来ない英語でしたので,ただスライドを見ながら時間を過ごした思い出しかありませんでした.

今回のICP参加は,臨床医として自分の意思で参加させていただきましたので,有意義なものになったと思っております.特に,先にも触れましたが,世界はインプラントが主流だということは思い知らされました.しかし,自分としては,さらにデンチャーを学び,患者さんに貢献したいという考えは変えようとは思いませんでした.

次回のICPは,イタリアのトリノで開催されるようです.阿部先生の発表があるかどうかはわかりませんが,国際学会に出席することもとても良い刺激と経験になると思います.英語の講演も,専門用語を理解できればそれほど敷居は高くないと感じました.

2011年第2回JDAミーティング

2011年第2回JDAミーティング

Computerized Dentistry Part2
ここまできた!CAD/CAMの歯科臨床CAD/CAMの未来
7月2日(土)9:00から18:00
会場:秋葉原UDX

9:00~10:30  田中譲治先生 「歯科補綴の変革となりえるCAD/CAM先端技術」
10:30~10:45 佐藤勝史先生 JDA海外研修報告(ドイツ)
10:45~11:00 齋藤善広先生  開業医におけるCAD/CAMの臨床応用(総論)
11:00~12:00 CG岩永氏  GC CAD/CAM system Aadva ~TOTAL ONTEGRATION 形成か
        らメインテナンス~
13:00~14:30 中村昇司先生 CEREC System ~過去 現在 未来~
14:30~15:00 シロナデンタルシステムズ Cerec meets Gslileos and implant 
15:10~15:30 齋藤善広先生 CAD/CAMと吸着義歯の接点
15:30~16:30 石田卓也 氏 デジタル義歯 株式会社 豊通マシナリー 
16:30~18:00 中野田真一氏 CAD/CAMによる総義歯製作のための人工歯排列の考え方とラピッ
        ドプロトタイピングの可能性について
18:15~     懇親会(秋葉原)





JDAドイツ研修2011

日程:6月18日(土)~6月23日(木)
目的:世界的に広がりつつあるCAD/CAMについての調査
参加者:阿部 亀田 佐藤(勝) 斉藤 佐藤(貴) 高久 山崎(歯科医師) 小久保 杉山(技工士)

JDAでは、これまで数回にわたりヨーロッパを中心とした海外研修を行っている。今回は現在さまざま な場面で話題となっているCAD/CAMの歯科臨床への応用について、ドイツ・エルランゲン大学のHolst准教授とノーベルバイオケアのバイスマネージャであるガイゼンへリンガー氏の経営するラボDentalXを訪ねた。

JUN 20 (MON) エルランゲン大学 Holst准教授 (ニュルンベルグ)

CAD/CAMのインプラントオーバーデンチャーへの臨床応用について講義を受けた。 CAD/CAMによるバーアタッチメントの製作の利点は

  • 1.コンピューター上での操作なので、誰がやっても同じ品質である。
  • 2.チタンなどの、丈夫で生体親和性の高い材料を用いることができる。
  • 3.技工操作の簡略化、時間の短縮、貴金属の使用量を減らす事ができるため、価格的に優れる。
  • 4.ワックスアップや鋳造時の変形がなく、さらにCAD/CAMシステムの進化により精密である

これらの利点を考えると、CAD/CAMの臨床応用は、ますます加速するものと思われる。




JUN21(THU) ラボDentalX ガイゼルへリンガー氏 (ミュンヘン)

CAD/CAMやテレスコープ義歯を多く手がける高いレベルの技工所DentalXを訪問。埃ひとつない奇麗な仕事環境は、 CAD/CAMシステムがいかに効率的であるかを示しているように思われた。実際に見た、コンピューターによるシミュレーションは、 非常に簡単で、インプラントの印象とテンポラリーデンチャーのコピーがあれば、30分程でバーの設計が完了し、 後はミリングマシーンが削りだしを行う。


ノーベルバイオケアバイスマネージャーであるガイゼルリンガー氏による 「IODは、上部構造が破損した場合も、義歯を預かってすぐに修理できる点など利点が多い。アメリカでも、 IODの割合が増加してきて、無歯顎のインプラント治療では、固定式のものに追いつく勢いである。」という話題は非常に興味深いものであった。


総括
CAD/CAMの臨床やジルコニアの長期安定の問題など、日本で話題となっているトピックが多く、大変興味深い内容だった。 また、世界のトップを走る人々と交流出来たことも大変刺激になり有意義な海外研修だった。

<お知らせ>
Holst先生の講演が、12月に東京で行われます。 詳しいことが分かり次第お知らせいたします。


「下顎吸着義歯とBPSパーフェクトマニュアル」(クインテッセンス出版 )出版記念パーティー

4月16・17日
JDA代表 阿部二郎著
「下顎吸着義歯とBPSパーフェクトマニュアル」(クインテッセンス出版 )
出版記念パーティー並びに講演会が行われた。

2011年第 1回JDAmeeting

2011年 第1回JDAmeeting
2011年3月5日(土)9:00〜18:00予定
会場:秋葉原UDX
午前 遠藤義樹先生 総義歯患者に用いられる水平的下顎位記録法の検討
                   - Active法とPassive法の比較 -
   西原茂昭先生 インプラント治療のユニバーサルデザイン
午後 デンツプライ三金株式会社・補綴インプラント営業企画部 
   金澤 健一様 デンツプライが考えるCADCAMの現状と未来
CADCAMの現状
座長 石澤技工士(シンワ) 木村技工士(協和)
発表 須藤技工士 野澤技工士
例会発表(20分);
   小林貞則技工士 要介護者総義歯の外形形態を考える。 
                    〜ロウ堤付き各個トレーを使用して〜
   湯田亜希子先生 歯科訪問診療における高齢者の総義歯作製に関する試み
   小林友貴先生 インプラント補綴における周囲歯肉の環境整備
18:15- 懇親会(秋葉原)

Japan Denture Association

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